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適応症状 肘部管症候群・ギヨン管症候群

肘部管症候群
ギヨン管症候群

肘部管症候群とは

肘部管という、肘にある神経が通るトンネルを何らかの原因で圧迫してしまい、起こる症状を言います。

肘部管には「尺骨神経」が通ります。
この神経は手の小指側の感覚や内在筋という手の中にある小さな筋肉を支配している為、小指側の感覚異常や、内在筋の萎縮により手の細かな運動が行なえなくなってしまいます(内在筋は20個ほどありますが、そのうち15個は尺骨神経支配)。

ギヨン管症候群とは

上記で説明した、「尺骨神経」は肘部管を抜けて手首までいくと今度はギヨン管というトンネルを通ります。ここで圧迫を受けて発症するものをギヨン管症候群といいます。

障害をうける神経は同じなので、発症する症状は肘部管症候群と基本的には同じになります。
肘の辺りを押さえて悪化すると「肘部管症候群」、手首の辺りを押さえて悪化するとギヨン管症候群になります。またギヨン管症候群はサイクリングを日常的に行う方に出やすいのも特徴です。

共通の主な原因

・手首や肘を過去に怪我している
・手首や肘を日常的に多く使う
・野球や柔道などのスポーツ
・長時間の運転
・靱帯やガングリオン(良性の腫瘍)などによる圧迫
・加齢による肘の変形
・長時間の運転
・関節リウマチなどがあります。

当院の肘部管症候群
・ギヨン管症候群に対する施術

肘部管、ギヨン管ともに腕の筋肉を緩める事が必要になります。
それぞれで特に緩める筋肉は変わりますが、まずは仕事やスポーツなどで酷使している筋肉を緩めて圧迫を取り除けるようにします。

関節リウマチやガングリオンなど当院では根本的な解決が出来ない原因でも、筋肉を緩めて血行を回復させると症状の緩和が期待できます。

そして日常生活での負担により再発しないようにセルフケアなどのアドバイスを行わせていただきます。