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適応症状 腱板炎(石灰沈着性腱板炎)

腱板炎
(石灰沈着性腱板炎)

腱板炎(石灰沈着性腱板炎)とは

肩に痛みが出る疾患の一つで、夜間に突然生じる激烈な肩関節の痛みで始まることが多いです。
その痛みによって睡眠が妨げられ、動かすことが苦痛になります。

これは腕の骨の頭の方(肩の付け根)に着いている筋肉の腱(腱板)内に沈着したリン酸カルシウム結晶によって急性の炎症が生じ発生します。
この結晶が大きくなり肩の関節を包んでいる関節包を破れ出るときに激痛が発生します。

腱板炎画像

現在でも「なぜ石灰が沈着するのか」とういう明確な原因はわかっておりませんが、
重いものを頻繁に持ったり手を上げる動作が多いスポーツなど、肩をよく使う人に多いようです。

また体内でのリン酸カルシウムの生成量が多くなると発症しやすいことから、身体の濾過装置である腎臓の働きが関係していると言われています。
そして、上腕二頭筋長頭腱炎と同じく、静脈の循環不全も関係していると言われます。
なので、そちらも改善が必要になります。

痛みを我慢して放置していると、五十肩の原因にもなってしまうので、早期に施術が必要になります。

なかなか改善せず、苦しむ方が多い症状ですが適切に処置を行う事で効果を期待する事ができます。

主な原因

・首や肩のコリ
・骨格や骨盤の歪み
・静脈系の循環不全
血行不良
・肩の使いすぎ(スポーツや家事など)

当院の腱板炎(石灰沈着性腱板炎)に対する施術

激痛で肩が動かせないときは無理せず安静にすることが大切です。
初めのうちは動かせないことで負担がかかる周りの筋肉やその他の筋肉をゆるめ、痛みの軽減と身体の負担を減らします。
痛みが落ち着いてきてからは軽めの運動療法を行いつつ、手技療法で肩周りや腕の筋肉を緩めて可動域の回復を行っていきます。

同時に腎臓の働きが落ちている方には、ツボや関係する筋肉を施術し、全身的に身体を回復させていきます。
静脈不全の改善が必要な方には、特殊な器具やかっさを用いて循環を良くします。

痛みが取れてからは温熱療法と運動療法、肩へストレスがかからないよう全体のバランスを調整してきます。